9月29日(水)

墓参りに行った。家に帰ってからロビンの本を読む。なかなかセンチメンタルである。とりあえずデヴィッド・ボウイを聴いた。'69〜'93のシングルを集めたやつなんだが、39曲+ボーナス1曲の計40曲である。これはいささか多すぎる。好きな曲は、クイーンと共演している『アンダー・プレッシャー』と、「オレは王様だぜ そして君はオレのクイーンだ オレ達はヒーローになれるんだぜ♪(意訳)」と唄っている『ヒーローズ』である。

シングルス・コレクション

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ちなみに僕はおばあちゃん子であり、おじいちゃん子だった。祖父はまだ幼稚園に通ってない僕に将棋を教えてくれた。読めない漢字に苦戦しながら1人で詰め将棋をやったもんだ。祖母は幼稚園に通いだした僕に百人一首を教えてくれた。他のいろんなゲームでは勝つことのできる僕も、百枚すべて暗記している祖母には勝てなかった。古典の授業で掛詞なるテクニックを教わって、改めて百枚を読み返してみると、昔の人たちの発想力には感服してしまう。
フィッツジェラルドの短編『カットグラスの鉢』を読んでいたら、妙に印象に残る部分があった。「美しさをときならず際だたせる一助ともなる、その魅力いっぱいの曖昧さをふりまきながら。」
雨の朝パリに死す (講談社英語文庫)

雨の朝パリに死す (講談社英語文庫)