木乃伊とり

何度目になるのだろうか。またも山陰へ旅行に行った。
数えてみると6度目らしい。

初めて行ったのが、小学校3年生の時のゴールデンウィークであった。それが、唯一の家族旅行だったと記憶している。写真もあまり無いので、よく覚えていないが、行き帰りの特急『おき』で完全に酔ってしまい、何度も吐いた事はハッキリと覚えている。


さて、朝7時過ぎに車に乗り込み出発した。目的地は松江なんだけど、寄り道をたくさんするので、早めに出てみた。
9号線を飛ばし北上したのだが、まず、“萩・石見空港”に立ち寄ってみる事にした。山口県ではなく島根県にあるのに、無理矢理名前に“萩”と付けているところが少々苦しいが、萩へ観光に行く人が使用するためらしい。
何はともあれ気になったので、休憩も兼ねて立ち寄ってみた。「おやおや、中尾さん・・・」的なナレーションが欲しいところである。
こぢんまりとした空港で駐車場も無料だった。しかしながら、他に特筆する所は無し。


2つめの立ち寄り場所は、“しまね海洋館 アクアス”。正直、シロイルカよりも、サメなどがたくさんいる水槽が良いと思った。


次は、温泉津温泉。目的は温泉と御墓参り。
元湯は1300年の歴史があるらしく、いかにも湯治場という感じだった。お湯も熱い。

温泉津出身の浅原才市の像

温泉に入った後は、お花を買って安楽寺へ墓参り。祖父母、父母と3代に渡ってお世話になった人の墓である。父母が一緒に来られないのは残念である。


9号線沿いのレストランで海鮮丼を食べ、大田市に向かった。
円城寺という天台宗のお寺である。ここも温泉津の安楽寺同様に観光向けの寺ではない。まさに「霊験あらたかな」という表現がぴったりと来る。


次に、須佐神社。前回(2005年)来たときは、雨だったのでゆっくりと参拝できなかったが、今回はじっくりと参る事ができた。ここも、観光が前面に出ていなくて良いところである。


最後は立久恵峡。ここも人が少なかったが、自信を持って勧めることができるスポットである。


宿泊地は、湯の川温泉
で、ここがすばらしかった。宿、温泉、サービス、料理、どれも非の打ち所がない。毎年、温泉は大分の温泉に行っているのだが、次からはここに変えても良いのではないかと考えている。マジで。