プロレスのテーマ曲について

先日、K−1を見て思ったのは、テーマ曲のかっこ悪さである。今から試合をするぞっていう曲じゃない。ところで、プロレスのテーマ曲はどうなんだろう?まず思い浮かぶのは、猪木のテーマ「炎のファイター」(通称:猪木BOM-BA-YE)である。この曲はもともと、猪木と闘ったあのモハメド・アリが、ザイールの首都キンシャサジョージ・フォアマンと戦ったときに観衆が唄っていたもので、それが後に映画『アリ・ザ・グレイテスト』のテーマになり、さらに猪木がアリの結婚式に出たお礼にアリが猪木にプレゼントしたものである。途中の「ファイト」という掛け声を猪木自らレコーディングしている。
次に思い浮かぶのが、長州力の「パワーホール」。これも名曲。この曲は古くから使われていて、あの藤原のメジャーデビューといわれる「札幌中島体育センター鉄パイプ襲撃事件」において、血まみれの長州はリング下でダウン、という状況でむなしく鳴り響いていた。その藤原のテーマといえば、あのWAGNERの「騎行」である。他にU系では、前田が「キャプチュード」、高田がよく知らないけどイングヴェイ・マルムスティーンの曲?というようにカッコイイヘビメタ系に走っている。そう考えると、山ちゃんが最後まであの「UWFのテーマ」だったのは泣ける。
また、ビッグバン・ベイダーがレインボー、ブルーザー・ブロディがベートーベン+レッド・ツェッペリン、ホーガンがサバイバー、ロードウォリアーズがブラックサバス、ブッチャーがピンクフロイド、谷津がホワイトスネイク(?)、というように洋楽も人気がある。
アニメ系では、ライガーの「怒りの獣神」。タイガーマスクの名前は知らんけどアニメの曲。しかし、驚きなのは、初代タイガーの幻テーマ曲「バーニング・タイガー」である。佐山さん自ら唄っているのだ!僕が持っているのは8曲入りCDなのだが、このテーマ曲や古館アナの実況&ナレーションの他に、佐山さんの唄うプレスリーの曲も入っている(なんのため?)。しかも「好きにならずにいられない」が。自信があるのですな。