平安遷都−2−

京都2日目。今日は比叡山のみ。

JRで京都駅から、湖西線比叡山坂本まで。滋賀県に入ると、やはり景色が変わった感じがする。人もまばら。


坂本ケーブルの駅に上る途中、そば屋(お中元.お歳暮.粗供養.手土産ギフト等のご注文は鶴喜そばへ)へ。ざるソバを堪能。んでもって、食後にはソバ湯である。
ところで、昔は、ソバよりもうどんが好きだった。ソバなんてパンチがないし、しかもソバ湯なんてただのお湯じゃないか、人間で言えばお風呂の残り湯じゃないか、と。でもまぁ、気がつくとソバが好きになっていた。ソバって大人の味なんですよ*1


さて、ケーブルカーに乗り、いざ比叡山へ。


来たのは2回目だけど、やはりスケールが違う。単なるお寺ではない。今で言えば総合大学、Universityである。

ビバ伝教大師最澄


最初は、メインの総本堂『根本中堂』。1200年間消えることなく灯り続けている“不滅の法灯”を見ながら、天台宗僧侶の説明を聞く。いや、あんた咄家かと言うほど流暢だった。


根本中堂を辞し、少しきつい石段を登ると『文殊楼』がある。その楼門の中も急な階段があって、そこを上ると祀られている“文殊菩薩”に会える。まぁ、合格祈願が主ですな。


次に、『大黒堂』。といっても、ヒサヤではない。商売繁盛、五穀豊穣の御利益があるのだ。


少し歩いて坂を上ると『大講堂』がある。ここも凄い。法然上人、親鸞聖人、栄西禅師、道元禅師、日蓮聖人、一遍上人の等身大の尊像が並んでいる。皆、この比叡山で学んだらしい。いやはや、まさに母なる聖地。


次に『阿弥陀堂』、『東塔』、『戒壇院』、『国宝殿』って感じで廻る。いわゆる比叡山東塔エリアを制覇。ぜんざいで休憩した後、西塔エリアへ向かう。


西塔エリアは静かである。まさに厳かという感じ。
まずは『にない堂』。『常行堂』と『法華堂』というシンメトリなお堂が並んでいる。弁慶がてんびんのように担いだと言われるが、弁慶って何ぼほど力持ちなの?


次に『釈迦堂』。比叡山最古の建物らしく、さらに荘厳。


『浄土院』。今なお、伝教大師最澄様がおられる建物である。一番、スピリチュアルな所でもある。
椿堂』なるところも経て、西塔を後にする。


次に来たのは、横川エリア。初見参。
『横川中堂』『根本釈迦堂』『元三大師堂』と、他と比べると地味ではあるが、なかなか趣深いスポットが点在している。でも、鬼大師と角大師はもっとメジャーになっても良いと思った。


さてさて、後は帰るだけ。叡山ロープウェイ、叡山ケーブル、叡山電鉄、京阪電車、JRを駆使して京都駅にたどり着いた。そして、新幹線で山口へ。


疲れたビー。

*1:うそ。知らん。