麻布絶口釜無村の木蓮寺

横浜って神戸に似て良い街だな、と思ってはみたものの、2週間くらい非常にストレスのたまる仕事を強いられていた。
そういうわけで、横浜出張の最終日(山口に帰るだけの日)は、休みを取って江戸をブラブラと歩いてみた。

しかしながら、お台場は人が多そうだし、皇居の周りを走るには暑すぎるし、渋谷のHMVは閉店してしまったようなので、港区の寺社をまわってみることにした。

浜松町の駅から、芝の増上寺まで歩く。

浄土宗のお寺で、徳川家の菩提寺である。「芝の三縁山増上寺」なんてくだりは、落語『慶安太平記』などにも出てくる。
何度も来たことのあるお寺なのだが、今は(11月ぐらいまで)、徳川家の墓所が拝観できる。

戦禍を被るまでは、立派な建物があったようだが、現在は野ざらしのお墓だけ。しかも、徳川将軍全てのお墓があるわけではなく、秀忠、家継など数人のお墓しかない。何故でしょうか。


次に芝公園、御成門あたりを横目に見つつ、愛宕山を登り愛宕神社へ。
山といっても、小高い丘という感じである。しかも、エレベータがある。

愛宕神社の「出世の石段」


さて、次はどこに行こうかと思って、Googleマップを眺めていると、見つかったのは天徳寺。
愛宕に天徳寺と言えば・・・そう、落語『黄金餅』ではないか!
金兵衛がお寺に向かうくだり「・・・愛宕下から天徳寺へ抜け、西の久保から神谷町、飯倉の坂をあがって・・・」が聞こえてきた。
行ってみないと!と思い、行ってみた。

まぁ、普通のお寺ですわ。


喉も渇いたし、お腹も空いたので、築地へ。

築地本願寺で涼んで(本堂の中が涼しい)、寿司。
築地と言えば寿司でしょう。

寺社巡りのつもりが、落語の名所巡りになってしまった。

で、羽田から飛行で帰りました。

たくさん歩いてくたびれたし、日記を書いてる私もくたびれた。