便利と便座
それが当たり前と思っている時には何も感じないが、一歩進んで便利になった時、それを振り返ってみると不便だと気づく。そして、元には戻れない。
贅沢さも同じようなもので、一度贅沢を覚えてしまうと、後戻りはできないものである。
何の話かと言うと、ウォシュレット(通称)である。
昔は和式だったが、気づいたら洋式が当たり前になり、そのうち便座が暖かくなり、今となっては外出した際にもウォシュレットが無かったら、用を足すのを少しためらってしまう。なんと贅沢になってしまったのか。
先日、母のために実家にウォシュレットを設置した。
母は非常に喜んでいた。
喜んでいたが、もっと早く付けてくれれば良かったのに、というリアクションを一瞬匂わせた。
トイレだけに臭わせた。
むむむ。
・・・水に流して欲しい。