仏ゾーン

旅2日目。
風呂が復活したらしいので入った。鹿児島から来たという初老の男性と盛り上がった。全く知らない人、おそらく今後会うことは無いであろう人と交流できるのも旅の醍醐味の1つである。


旅館の朝ご飯は多い。でも今日は結構な強行スケジュールなので、少し無理をして食べた。
今日のテーマは、国東半島のお寺巡りである。国東半島は、六郷満山と呼ばれ、独特の石仏文化が発展している(していた)。それを一気に見て回る計画である。


最初は、熊野磨崖仏。

来たのは2回目。かなり急な長い階段を上がっていた先に突如現れる磨崖仏。今回も思わず息を飲んだ。ここはおすすめ。


次に真木大堂。ここも2回目。前回来たときには、かなり近くで仏像が見られたのを覚えている。しかしながら、仏像の収蔵庫は最近立て直されたらしく、ガラス越しにしか仏像を見られなかった。非常に残念。
御意見を入れてやろうかしら。


元宮磨崖仏を車からながめつつ通過し、日本三阿弥陀堂の1つである富貴寺。

ここは良い!紅葉の季節などに来るともっとグッと来るのではないかな。


長安寺。千手観音を見た。なんだか感じの良いお寺であった。


次に、両子寺。子宝祈願のお寺であり、それが成就された人がお礼に参る日だったようで、非常に子供連れの参拝が多かった。


さて、これらのお寺は全て山の中にあり、車で山道を上り下りしていたわけだが、突如車のハンドルが重くなった。まったくパワステが効かなくなったようだ。アンダーステアである。
しかたなく、次の文殊仙寺で車を少し休ませることにした。
文殊仙寺は、その名の通り文殊菩薩が祀ってある。知恵の水、というありがたい水を頂いた。また、山口県まで見渡せるほど見晴らしが良かった。


車の調子も良くなったので、岩戸寺。
そして、天念寺に向かった。天念寺に着く直前で再びアンダーステア。再度休憩させる。
天念寺は、川中不動とよばれる仏がある。川の中の岩に、不動尊が刻まれているのである。そして、なんと言っても、この天念寺では、修正鬼会と呼ばれる年に1度のイベント(旧正月の火祭り)。といっても、今回初めて知ったのだが・・。お寺の横に立てられている鬼会の里という施設で、ビデオなどが見られるのだが、これが非常に感動した。決して贅沢な施設ではないのだが、こぢんまりとしたシアターで映像が見られる。音響効果などが非常によく考えられていて、思わず最後まで見てしまった。必見。


途中、日産にて簡単に点検をしてもらいつつ、最後の目的地、宇佐神宮へ。
ここも2回目だが、やはりスケールの大きさに驚いた。
↓神社にこのポスター・・・。いやはや。


宇佐神宮前にてネギ焼きを食べた。これがまた美味しい。おなかが空いていたので、格別であった。