天つ風

今週は日曜から働いていたので、1週間が非常に長かった気がする。そういうわけで、非常に気になっているが、今日は仕事の事を考えないつもりだった。結果的に、夜仕事をしてしまったが・・・。


今日は昼から出かけた。山大の前の通りのもんじゃ焼きに行ってみた。学生時代にも行ったことがあるし、数年前にも行ったことがある店(日記を見てみたが残っていない)。感想としては、まぁ普通。それから、道場門前に行ってみた。向かった先は井筒屋(ここは道場門前ではなく中市)。ブラブラと物色した。すると、先日会社を辞めた後輩に会った。しかしなぜ「お疲れ様です」という挨拶だったのか。お前は疲れているかもしれんが、俺は疲れちゃいねぇ。


庭に老梅が咲いた。


大変良い香りがする。
老梅を見ると、必ず、会ったことは無いのだが、母方の祖父を思い出す。祖父が老梅の事が好きだったという話を母から聞いたのか、あるいは老梅と祖父が写っている写真をみたのか分からないが、必ず思い出してしまう。人間に刷り込まれる記憶というのは不思議なものである。
人間は、最後に見た相手の顔を、その人の記憶として持ち続けるらしい。
だから、死にかけているところへお見舞いに行ったり、棺桶の中の顔を覗いて見るのは、それが記憶になってしまうから、あまり良くないのかもしれない。一番輝いているときの姿を記憶にとどめたいものである。
ちょっと意味が違うと思うが、僧正遍昭の『をとめの姿 しばしとどめむ』という句を思い出した。