in京都 その1

『第2回従兄弟(従姉妹)で旅行に行く会(通称:いとこ会)』だった。京都へ行った。

京都は、4年ぶり4度目である。
まず、京都駅から雨の中を歩いて東寺へ向かった。東寺に行くのは2度目である。前回来たときは、仏像の前でマントラを唱えている集団がいて、とても怖かったのを覚えている。今回は、雨のためか人が思ったよりも少なかった。東寺は暗くて冷たい雰囲気が良い。また、スケールが大きい。当時としては、超大規模の公共事業であったに違いない。
次にバスに乗り、六波羅蜜寺に出かけた。ここは3度目である。何度来ても、そして、何度見ても、「空也上人」の像はすばらしい。特に口から称えた念仏が、阿弥陀如来になっているあたり、そのアイデアには感服する。
今度は徒歩で、清水寺に向かった。ここも3度目である(たぶん)。やはり、京都の代名詞であるのか、雨にもかかわらず人が多かった。清水寺に上る途中、にしんそばを食べ、降りる途中でお香などを買った。我々も、そして道行く人たちも、舞台よりも土産物の方に重きを置いているように感じた。
と、時間がなくなったので、急いで知恩院へ。2回目である。また、我々(いとこ)のルーツとも言うべきところである。門、階段、本堂(御影堂)とスケールが桁違いである。ただ、観光地としては、どうなんだろう?という感が否めない(法然上人も、観光地として栄えることは望んでいないだろうけど)。
最後に南禅寺に行った。ここも2回目。雨なので、門には上らなかった。庭と狩野探幽の襖絵を堪能した。また、後醍醐天皇が賜ったという御輿も拝見した。これに関しては、私は、4年ばかり勘違いをしていた。てっきり、この御輿に乗ったのは、後醍醐天皇だと思っていたのだ。じゃなくて、後醍醐天皇が他の人に与えた御輿であった。この誤りに気づいただけでも、南禅寺に行った甲斐がある。
その後、祇園の甘味処を堪能した。
・・・つづく。