盆ということで、母と一緒に墓参りに行った。まず、阿知須にある父と祖父母の墓に行った。

しかしながら、盆だけ墓に参るというのは、宜しくないのではないかと思う。常日頃から、先祖に感謝することを忘れてはならない。なので、僕は毎日家に帰ると、まず仏壇に線香を供えることにしている。ただ、仏間の隣が母の寝室なので「煙たい」と言われないか心配である。今のところ、クレームはまだない。

次に宇部にある母方の祖父母の墓に行った。母の実家は浄土宗のお寺である。本尊は阿弥陀如来である。

では、歴史を紐解いてみる。
開創は、鎌倉時代(1196年)と言われている。当初は真言宗で、本尊は文殊菩薩であった。また、弁財天も併せて祀られていた。
その後、江戸時代(1659年)に浄土宗に改宗し、本尊として、阿弥陀如来をまつった。文殊菩薩と弁財天は鎮守として別堂にまつった。
そして時は流れ、祖父が第22代住職、叔父が第23代住職である。
ちなみに、第19,21代住職が、のちに大本山増上寺の第79代法主となる道重大僧正である。会ったことはないけど、なんでも、関東大震災十数万の受難者の三回忌を弔うため、70歳の時、飛行機上から読経念仏散華を行ったということである。

で、近々試験を受けるので、智恵の仏である文殊菩薩にも祈願した。(試験の前だけ拝むというのも非常に良くない)